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数理科学教育研究センター 所属教員一覧

岩瀬 謙一 IWASE Kenichi IWASE Kenichi

  • 所属部署
    共通教育機構 数理科学教育研究センター 准教授
  • 専門分野 数学教育,非可換環論
  • 研究テーマ 「結び目の数学の学校現場への教材化」「準Harada環の研究」
  • URL 
  • 経歴
    • 学歴 山口大学大学院理学研究科修士課程修了 
      •  大阪市立大学大学院理学研究科後期博士課程単位取得退学
      •  大阪教育大学大学院教育学研究科修士課程修了
    • 職歴 大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎教諭
      •  大阪教育大学教育学部非常勤講師
      •  大阪市立大学理学部非常勤講師
  • 取得学位 博士(理学) 大阪市立大学 ,修士(教育学)大阪教育大学
  • 受賞、顕彰など
    大阪教育大学 永年勤務者表彰 2014年11月
    大阪電気通信大学 教育活動優秀賞 2024年3月
  • 所属学会 日本数学会、日本数学教育学会、数学教育学会

岩瀬 謙一 IWASE Kenichi

  • 所属部署
    共通教育機構 数理科学教育研究センター 准教授
  • 委員会、センター、研究所等の学内組織における活動

教職課程委員会委員長、厚生補導委員会、数学入試主任

  • 本学と外部の産官学機関等との連携活動
  • 高大連携、オープンキャンパス、公開講座などの対外的活動

大阪電気通信大学オープンキャンパス(2018年~2019年)
大阪電気通信大学サイエンスデイ(2018年)
報徳学園高校大学進学説明会(数学)講師(2021年)
大阪電気通信大学高校 高大連携授業(2023年、2025年)
大阪公立大学連携数学協議会(元幹事)
大阪府サイエンスフェスタ参加(本学の学生も参加)

  • その他

岩瀬 謙一 IWASE Kenichi

  • 所属部署
    共通教育機構 数理科学教育研究センター 准教授
  • 学部教育(講義) 基礎解析学1・演習、基礎解析学2・演習、線形代数,代数学1,数学科教育法1,3,基礎数学,数理科学特別講義
  • 論文等指導
    • 卒業論文等の指導: 5名

ティーチング・ポートフォリオ

  • 授業に臨む姿勢
    ・本時の授業における目標を明確にする
    ・明確な指示を心がける
    ・授業の流れや系統性を考慮した授業づくりを心がける
    ・学生の理解度に注意を払う
  • 教育活動自己評価
    ・毎回の授業でできるだけ演習の時間を確保し、コメントカードに学生本人の理解度を記入して提出させている。このコメントカードは毎回チェックしており、これをもとに次回以降の授業をさらに検討している。
  • 授業改善のための研修活動等
    ・本学および近隣他大学の教員との意見交換
    ・日本数学教育学会、数学教育学会等への参加
  • 能動的学修(アクティブ・ラーニング)の取組
    ・テキストの内容にかかわらず学生が高校までに学習してきた流れを意識した授業プランを作成する
    ・毎授業において演習の時間を確保する
    ・学生が主体的に発言しやすい環境づくりを心掛ける
    ・授業によってはグループで話し合ったり、皆の前で発表するような方法も取りいれる
  • 主要担当授業科目の概要と具体的な達成目標

・基礎解析学1:数や式の基本的な計算、1次・2次関数、指数・対数関数、三角関数・複素数平面など、微分・積分の基礎理論につなげていくための基本的な関数を中心として解説を行う。高校の復習の部分も多いが、初めて知る学生も多いので、そのような学生にも理解できる授業をおこなうことを目標とする。

・基礎解析学2:初等関数の微分および積分のイメージと計算方法について解説し、テーラー展開や逆三角関数等についても取り上げる。基礎解析学1の知識をもとにして、2次・3次関数などの多項式関数から指数・対数関数、三角関数等について微分・積分の計算ができるようになることを基本的な目標とする。

・線形代数:行列や行列式から始めて行列の固有値、固有ベクトルくらいまでの内容について解説する。2次、3次の行列を中心として、基本的概念の理解を目指す。工学部のそれぞれの専門分野等において必要となるであろう基礎的な線形代数の知識を得ることを目標とする。

・代数学1:数の広がりの復習、集合、写像、群(対称群)等について解説する。高校までに学んできた数学をきちんと整理し、数学を俯瞰して見るということはどういうことかということについて新たな知見を得ることを目標とする。

・基礎数学:数と式の計算、関数とグラフ、三角関数、指数・対数関数、微分・積分、複素数平面、ベクトル等について解説する。これらは、建築やデザインと大きく関わっていることが多く、今後専門的に研究していく上で基本的な知識を得ることを目標とする。

・数学科教育法1:日本における数学教育の概要、高校における各単元における教材研究の視点、学習指導案、模擬授業、ICTについて等について解説する。目標は、子供達を理解して、それぞれに合った数学の授業をデザインできるための視点をもつことである。

・数学科教育法3:中学校における各単元における教材研究の視点、学習指導案、模擬授業、ICTについて等について解説する。目標は、子供達を理解して、それぞれに合った数学の授業をデザインできるための視点をもつことである。

  • 具体的な達成目標に対する達成度
    ・高校までの数学の知識がある程度しっかりしている学生にとっては、計算によって求めるような問題はさほど難しいものではない。受講者の中で、多くはないがよく理解できている学生もいる。しかし、証明に関する理解や理論に関する理解に対しては、学生達に主体的に興味をもってくれるレベルまで導くところまでは至っていない。今後は、授業以外の学習時間をしっかりと作らせる工夫が必要である。
  • 学生からの要望への対応

・私のすべての担当科目において、理解度およびコメントの提出を求めるようにしている。これは、毎回行っているので、次の授業へ効果的に活かすことができる。
・授業評価アンケートの結果や個別記述についても目を通しており、必要に応じて対応している。

岩瀬 謙一 IWASE Kenichi

  • 所属部署
    共通教育機構 数理科学教育研究センター 准教授
  • 著書
  1. 「新編基礎解析」学術図書出版 前文執筆および編集 2021年10月
  2. 「Teaching and Learning of Knot Theory in School Mathematics」Springer 5.1,6.3執筆 2011年4月
  • 学術論文・作品など
  1. 「2次元に表現された空間図形の読み取りに関する一考察ーモールで結び目を作る活動を通してー」岩瀬・東尾・柳本 大阪教育大学数学教育研究 2025年 第54号へ投稿中
  2. "A study on students' discovery process in spatial topology" ICME15 submission paper 2024年7月
  3. 「準Harada環の構造に関する研究」岩瀬・萬代 Fundamental Electronics Research Institute Osaka Electro-Communication University Vol.34 2024年3月
  4. 「三角形の合同条件ー数学科教育法の話題からー」単著 大阪府公立中学校数学教育研究会第27号 2023年3月
  5. 「『結び目の数学教育への導入』ー小学生・中学生・高校生を対象としてー」共著「結び目の数学教育」研究プロジェクト第6号 pp.4-6, pp.43-51 2023年2月 
  6. 「結び目の数学を題材とした教材の小中高の教育現場における必要性に関する研究および準Harada環の構造に関する研究」岩瀬・伊藤 Fundamental Electronics Research Institute Osaka Electro-Communication University
    Vol.32 2022年10月
  7. "Let's make a circle by three persins" ICME14 submission paper 2021年7月
  8. 「高校と大学をつなぐ分母の有理化と代数方程式」 単著 大阪数学教育会会誌第42号 2018年12月
  9. 「授業研究と認識の発達過程」瀬尾・岩瀬 大阪教育大学数学教育研究 第46号 2017年3月
  10. 「『結び目の数学教育への導入』ー小学生・中学生・高校生を対象としてー」共著「結び目の数学教育」研究プロジェクト第5号 pp.73-84, pp.99-114, pp.163-166 2017年3月
  11. 「『結び目の数学教育への導入』ー小学生・中学生・高校生を対象としてー」共著「結び目の数学教育」研究プロジェクト第5号 pp.21-29,110-121,167-178 2017年3月
  12. "Mathematical knots as teaching material to improve students' spatial abilities" 共著 ICME13 submission paper 2016年6月
  13. 「小学校教員養成における算数・数学指導の一考察ー「微分・積分」を扱うことについてー」単著 大阪教育大学数学教育研究 第45号 2016年3月
  14. 「結び目の数学の中学生に対する導入」単著 大阪教育大学附属天王寺中・高等学校 研究集録 第58集 2016年3月
  15. 「小学校教員養成における算数・数学指導の一考察―『微分・積分』を扱うことについて―」単著 大阪教育大学 数学教育研究第45号 2016年3月
  16. "Mathematical knots as Teaching material to improve student’s spatial abilities" 共著 Proceedings of
    The 16th International Congress on Mathematical Education 2016年
  17. "Teaching and Learning of Knot Theory in School mathematics" 共著 Proceedings of The 12th international Congress on Mathematical Education 2012年7月
  18. 「『結び目の数学教育への導入』ー小学生・中学生・高校生を対象としてー」共著「結び目の数学教育」研究プロジェクト第4号 pp.73-84, pp.99-114, pp.163-166 2014年2月
  19. 「高校における『結び目の数学』の教材化について(II)-X多項式と鏡像関係-」大阪教育大学附属天王寺中・高等学校 研究集録 第52集  pp.89-102 2010年
  20. 「結び目理論のカリキュラム化についての研究」瀬尾・柳本・岩瀬 数学教育実践研究会編 算数・数学の授業140 2010年12月
  21. "A Study on Making Knot Theory into a Curriculum" 共著 Proceedings of The fifth East Asia Regional Conference on Mathematics Education" 2010年8月
  22. 「『絡み目』の教材化の試み -中学2年生を対象として-」大阪教育大学附属天王寺中・高等学校 研究集録 第51集2009年 pp.27-41
  23. 「『結び目の数学教育への導入』ー小学生・中学生・高校生を対象としてー」共著「結び目の数学教育」研究プロジェクト第3号 pp.61-78 2009年
  24. 「結び目の数学の教材化(中学編-II) -EARCOME4(第4回東アジア地域 数学教育国際会議)に参加して-」大阪教育大学附属天王寺中・高等学校 研究集録 第50集  pp.45-53 2008年
  25. 「高校における『結び目の数学』の教材化について」大阪教育大学附属天王寺中・高等学校 研究集録 第50集  pp.55-74 2008年
  26. "Harada rings,Quasi-Harada rings and applications" 博士論文(大阪市立大学)2008年3月
  27. "remarks on QF-2 rings, Qf-3 rings and Harada rings" 単著 Proceedings of The fifth Chine-Japan-Korea international symposium on Ring theory 2007 2007年9月
  28. 「『結び目の数学教育への導入』ー小学生・中学生・高校生を対象としてー」共著「結び目の数学教育」研究プロジェクト第2号 pp.57-80 2007年
  29. 「結び目の数学の教材化(中学編) -EARCOME3(第3回東アジア地域 数学教育国際会議)に参加して-」大阪教育大学附属天王寺中・高等学校 研究集録 第48集 pp.87-100 2006年
  30. "A Study on Teaching Knot Theory in Schools" 共著 東アジア数学教育会議 submission paper 2005年8月
  31. 「『結び目の数学教育への導入』ー小学生・中学生・高校生を対象としてー」共著「結び目の数学教育」研究プロジェクト第1号 pp.51-97 2005年
  32. 「『結び目の数学』の教育について」岩瀬・芝本・瀬尾・本間 大阪教育大学附属天王寺中・高等学校 研究集録 第47集 pp.51-74 2005年
  33. 「行列を使った森田自己双対性の証明について」馬場・岩瀬 大阪教育大学 数学教育研究 第33号 2003年8月
  34. 「『日・中遠隔共同学習』に投影された日本の数学教育の課題(I)(II)」共著 数学教育学会誌 Vol.42/No.3・4 2001年3月
  35. 「『日・中遠隔共同学習』に投影されたわが国の数学教育の実像」柳本・瀬尾・岩瀬他6名 大阪教育大学 数学教育研究 第31号 pp.1-26 2001年
  36. 「高次方程式の解についてー定規とコンパスによる作図との関わりとその教材化の可能性を探るー」単著 大阪教育大学 数学教育研究 第31号 2001年3月
  37. "On right QF-3 and right generalized uniserial rings" 単著 Memoirs of Osaka Kyoiku University,Ser.III,Vol.48,No.1 1999年8月
  38. 「グラフ電卓を活用した授業の考察 -附属天王寺中高数学科の実践を通して-」柳本・藤田・岩瀬・吉村 大阪教育大学教育学部附属天王寺中・高等学校研究集録 第41集 pp.83-96 1998年
  39. 「構成的数学のすすめー環をつくろうー」 北村・岩瀬 大阪教育大学 数学教育研究 第27号 1997年3月
  40. "On Quasi-Harada rings" Baba・Iwase Journal of Algebra Vol.185 1996.10
  41. 「数学的モデリングについての共同研究(第2報) -中高等学校における実践事例をもとに-」柳本・藤田・吉村・岩瀬 大阪教育大学教育学部附属天王寺中・高等学校研究集録 第37集 pp.65-82 1995年
  • 国際会議、国内会議、発表会、コンクールなど
  1. 「高校数学における証明指導に関する一考察ージグソー法の導入ー」 数学教育学会春季年会(於 早稲田大学,東京)2025年3月
  2. 「空間図形教育における結び目の教材化」神戸親和大学 研究集会「結び目の教育への活用」2024年11月
  3. 「後期中等教育における教科『数学』の役割を再考するー私たちが扱っている「数学」を振り返るー」日本数学教育学会第106回全国算数・数学研究大会 高等学校講習会 講師(於 大阪教育大学附属高校天王寺校舎,大阪)2024年7月
  4. "A study on students' discovery process in spatial topology”ICME15(第15回数学教育国際会議 オーストラリア シドニー)2024年7月
  5. 「空間図形指導への結び目の導入」 数学教育学会春季年会(於 大阪公立大学,大阪)2024年3月
  6. 「中・高教員養成における数学科教育法に関する一考察ージグソー法を取り入れた授業ー」日本数学教育学会第105回全国算数・数学研究大会 高専・大学部会(於 zoom,青森)2023年8月
  7. "Teaching knot theory in primary and secondary schools in Japan" One-day conference for Mathematics teachers in Swansea University, wales, England, 2023年7月
  8. 「三角形の合同条件と余弦定理の利用」数学教育学会春季年会(於 明治大学,東京)2023年3月
  9. 「空間認識を高めるための教材としての結び目」共同発表 第18回高等学校・大阪公立大学連携数学協議会 2022年11月 
  10. 「三角形の合同条件ー数学科教育法の話題からー」日本数学教育学会第104回全国算数・数学研究大会 中学校部会(於 zoom,島根)2022年8月
  11. "Let's make a circle by three persins”ICME14(第14回数学教育国際会議 中国 上海 zoom)2021年7月
  12. 「教職科目(代数学)についての一考察―分母の有理化と代数方程式―」 日本数学教育学会第101回全国算数・数学研究大会 高専・大学部会(於 沖縄県立小禄高等学校,沖縄)2020年8月
  13. 「Mathematical Knots as a teaching material in School Mathematics」数学教育国際交流会 大阪教育大学天王寺キャンパス 2019年12月
  14. 「結び目を教材とする授業へのアプローチ―生徒と共に学ぶ研究会の試み―」日本数学教育学会第99回全国算数・数学研究(和歌山)大会中学校部会(於 和歌山大学教育学部附属中学校)2018年8月
  15. ”Mathematical knots as teaching material to improve student’s spatial abilities”ICME13(第13回数学教育国際会議 ドイツ ハンブルク)2016年7月
  16. 「結び目の数学の学校教育への導入ー小学校から高等学校までの教材開発の背景と実際―」第40回全国数学教育学会全体会講演(大阪教育大学) 2014年6月
  17. "Teaching and Learning of Knot theory in school mathematics" ICME12(第12回数学教育国際会議 韓国 ソウル)2012年7月
  18. "A Study on Making Knot Theory into a Curriculum"EARCOME5(第5回東アジア地域 数学教育国際会議 日本 東京)2010年8月
  19. 「中学校における結び目の教材化に向けての試み」日本数学教育学会第92回全国算数・数学教育研究大会 中学校部会(新潟市立宮浦中学校 新潟)2010年8月
  20. 「結び目を教材化する試み」日本数学教育学会第91回全国算数・数学教育研究大会 高等学校部会(洛北高等学校 京都)2009年8月
  21. "Application of Harada rings and kupish series for Harada rings" The fifth China-Japan-Korea international symposium on ring theory (於 オリンピック記念センター,日本), 2007年9月
  22. "An Approach to Teaching Knot Theory in schools" EARCOME4 (第4回 東アジア地域 数学教育国際会議) (Universiti Sains Malaysiaマレーシア)2007年6月
  23. 「『結び目の理論』の学校教育での実践ーほどけない結び目と3彩色可能性ー」第1回大阪市立大学連携数学協議会 秋のワークショップ,2005年11月
  24. "Study on Teaching Knot Theory in Schools" EARCOME3(第3回 東アジア地域 数学教育国際会議) (於 華東師範大学 中国 上海),2005年8月
  25. 「生徒達の素朴な疑問を通して再認識する代数的構造」第46回 数学教育実践研究会 算数・数学教育研究全国大会 (於 清風高校),1996年8月
  26. "On quasi-Harada Rings" 平成6年度日本数学会秋季総合分科会, 代数分科会(於東京工業大学), 1994年9月
  1. 科学研究費補助金(奨励研究)「中学生、高校生を対象とした結び目理論の中からの教材開発とその意義」,2007年度
  2. 科学研究費補助金基盤研究(C)研究分担者「空間認識力育成のための結び目教材の効果検証とカリキュラム構築」,2022年度

岩瀬 謙一 IWASE Kenichi

  • 所属部署
    共通教育機構 数理科学教育研究センター 准教授
  • 地域社会における貢献
    羽曳野市立誉田中学校校内研修会指導講師 2007年1月
    教員免許更新講習講師 2011年~2017年 7月
  • 公的機関等における委員・役員など


  • 学会等の財団法人・社団法人における組織運営
    日本数学教育学会研究部 2014年~2017年
    大阪数学教育会事務局長 2016年~2017年


  • 国内外における災害救助活動、NPO 活動など


  • その他

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